ラシックスの効き目は利尿だけでなく

ラシックスはループ利尿薬という医薬品に分類される利尿剤です。利尿剤の中でも最も作用の強い薬です。しかし、ラシックスの効き目は利尿だけではないです。ここで、ラシックスの効き目について、詳しく紹介します。

利尿の効き目

ラシックスは利尿剤です。利尿剤とは、尿の量を増やす事で体内の水分を減らすお薬になります。この作用から、利尿剤は身体に余分な水が溜まってしまった時に用いられます。具体的には浮腫(むくみ)などを改善させるの他、肺に水が溜まってしまう「胸水」やお腹に水が溜まってしまう「腹水」を改善させるためにも用いられます。ラシックスは利尿剤の中でも「ループ利尿薬」という種類に属します。

高血圧改善

水分量やNa+(ナトリウムイオン)を減らす事で、血圧を多少下げる作用も期待できます。本態性高血圧症とは、原因が特定されていない高血圧の事です。いわゆる通常の高血圧の事で、高血圧症の9割は本態性高血圧になります。ラシックスは血圧を下げる作用(降圧作用)も確認されています。ただしその作用は強くはありません。悪性高血圧に対してラシックスを用いる場合は、単独で用いる事はせず、必ず他の降圧剤と併用すべきとなっています。

ダイエット

「ラシックスを服用すると体重が減るらしい」という事をインターネットで調べ、ダイエット目的でラシックスの服用を希望される方がいらっしゃいます。ラシックスを服用すれば確かに体重は落ちる可能性があります。そのため見かけ上の体重を落とすという事であればそれは確かに達成できるかもしれません。しかしその内訳は「水分を無理矢理抜いている」だけです。ラシックスで身体を脱水状態にすることで、抜いた水分の分だけ体重を減らしているだけなのです。

むくみ解消

ラシックスの有効成分であるフロセミドが腎臓に働きかけ、尿量を増やし、体にたまった余分な水分を取りのぞいてくれます。むくみの原因となっている体にたまった余分な水分を排尿することで、むくみを解消することができます。むくみが解消されると、パンパンに張っていた足がスッキリします。

まとめとして、ラシックスは下記のような疾患に用いられるのです。
〇 高血圧症(本態性、腎性等)、悪性高血圧

〇 心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫

〇 月経前緊張症

〇 末梢血管障害による浮腫

〇 尿路結石排出促進